圏内から

東京は気温が低くなっていますが、湿度が高くて全然いい感じではありません。外にいると寒いくらいです。水槽のことでイラッとしているので、今日は以下のご報告だけにします。

小鳥さんのところに圏内から来るようです。 →コチラ

我が家。
苦しそうなイブーchanと、
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その前に来て甘えるゴマ次郎君。
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ご案内:
9月から長い時間をかけて、「楽聖」の作品を「楽聖」の生きた時代の楽器を使って弾いてみるコンサートが始まります。→コチラ 
(この人のブログは、時々ガラッと変えてしまうのですが、今は猫が出てます)

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先の裁判所の話ではありませんが、長らく流通していた常識を覆すのには時間が掛かりますが、このコンサートは、そういう常識を覆すコンサートです。
いわゆるクラシックを好きな人の大半は、学校にあったピアノに慣らされているので、ピアノといったら黒いヤツだと思っていますが、そして、その黒いヤツから流れて来る音を聞いて、ピアノだと思ったり、ピアノ曲を聞いて聞いたままを、「月光」だ、とか「熱情」だ、とか思っています。

でも、違うんです。私も初めて聞いた時はびっくりしました。今まで聞こえなかった音が聞こえてきたりするのでした。それは楽器を変えると起こる現象です。最初は耳慣れないので違和感だけが先立ちますが、馴れて来ると、もう黒いヤツでは不満が出て聞いているとうるさいなぁ、と思ったりします。

ところが、物足りないとか、今まで思い込んで愛好していた曲が変わってしまったとか、演奏が下手だとか、弾き間違えていたとか、文句を言う人が出ます。

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日本の教育界でも、黒いヤツで勉強した教授たちが、黒じゃないヤツで弾きたい学生の足を引っ張ったりしているようです。ま、しかし、よくしたもんで、今の西欧の音楽学校では、両方学べるので、演奏家の方が変わりつつあるようです。弾き手が変わってしまえば、聞き手も変わらざるを得ません。

楽器を運ぶ、調律する、演奏する、と経費ばかり掛かる演奏会ですが、安過ぎる入場料なので、ともかく沢山の方が聴いて下さるしか演奏家を支える手だてがないのです。

☆写真は、あの秘密の素敵なオーベルジュに植わっていた、たぶんクレマチスです。茎が太くて、びゅんびゅん枝を伸ばしていて、ああ、ここのクレマチスは幸せだな、と思いました。
☆ご案内に「楽聖」と書きましたが、これは、民放ではないところで昼間にクイズをやっていて、そこでの出題で出て来た表現です。とっても印象に残ったので冗談で使いました。
by ihibou | 2013-09-06 21:30 | 保護活動見学など | Comments(0)
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